以前、怒ると叱るについての違いについて書きましたが、そのつづきです。
怒るのは自分の感情をぶつけること、叱るのは相手が分かるように話すこと、と書きました。
子育てをしながら、なるべく怒らないように意識したり、怒ってしまった後は自分を責めてつらく思ったりしている方が多いのではないでしょうか。
みな怒りたくて怒っているわけではないですよね。怒ると精神的にすごく疲れるし、後悔もするし、子供に対して後ろめたく思う気持ちが生じます。なるべくなら怒らないで、いつも笑顔で優しく穏やかに子供たちに接したい、と誰もが思うのではないでしょうか。
では、なぜ怒ってしまうのでしょうか。いくつか原因を挙げてみます。
① 自分が疲れているから。
② 子供が心配だから。
③ いろいろな面で余裕がないから。
つまり、自分が疲れていず、子供に無関心で、すべてにおいて余裕があれば、怒ることはまずないのではないかと思います。でもこれを全部クリアして怒らなくなることは不可能でしょう。毎日忙しく、自分が休む時間は取れないし、子供の事は四六時中心配しているし、すべてにおいて余裕のある人なんて、子育て中の人の中にはほぼいないと思います。
だから結論として、怒るのは、お母さん、お父さんが悪いわけではない、といいたいのです。
怒ることについて責むべき理由があるとすれば、それは子供に愛情を持ってないときであり、子供に対して愛情を持っているときに怒ることに対しては、だれもその保護者を責めることはできないと思います。
子供を愛しているなら、その愛情はお子さんに必ず伝わっています。自信をもってください。今日も怒ってしまった、と落ち込むくらいなら、正直にお子さんに話してみてください。
「ママがいそがしくて、イライラして怒ってしまった、ごめんね」
「○○ちゃんのことが心配で心配で怒っちゃった、ごめんね。」
と言えば必ず伝わります。言葉の通じない乳幼児でもその言葉にこもってる感情は通じます。
私も常日頃から、自分が疲れているな、余裕がないな、と感じたときは、あまり無理せず、タスクを後回しにしたり、息抜きをするようにしています。そしてイライラして怒ってしまいそうなときには、「ママイライラしているからちょっと待ってて」とか、「考え事しているから、あとで話してね」、「忙しいから、今はできない」などと、子供たちに正直に伝えます。我が家の4人はもう慣れっこで、理解して動いてくれたり、ある程度待っていてくれます。その分、あとでフォローしたり、やってあげられる余裕のある時は、子供の要望にできる限り応えてあげたり、スキンシップをしたりして、子供が親の愛情を疑わないようにしています。
子育てスキルを磨くと、いろいろなところでも臨機応変に対応できたり、自分の感情をコントロールできたり、いろいろなメリットが盛りだくさん(*^▽^*)
子育て中は悩みも心配も尽きないですが、うまく息抜き、手抜きをしながら、頑張っていきましょう!